2021.01.21

頭痛、生理痛、肩凝りの時どうしていますか?

かよみ 串山千恵です。

今回の話はよくある痛みについて。
よく頭痛になる方、普段は頭痛起きるととりあえず耐えてますか?
頭痛薬を飲んで対処していますか?

頭痛には色々な原因があるのですが、なぜ頭痛が出ているのかを考えずに痛み止めを使用する人がほとんどです。
頭痛が出るような脳の疾患でなければ、痛みの特徴によって大きく分けると、
緊張性頭痛と血管性頭痛に分類されます。
緊張性は、ストレス、姿勢などで頭、首、肩の血管が収縮し血流が悪くなり、筋肉の緊張により起こるもので重く締め付けられるような鈍痛が続きます。
ここで痛み止めを飲むと交感神経の緊張で起こっている頭痛に交感神経刺激作用のある頭痛薬で対処するので血流は悪くなる一方です。
全身の血流が慢性に続くと、腰痛、関節炎など別の場所が痛みだします。なので、女性で薬を常用してきた人は冷えが強くなり骨盤内が血流障害に陥って、婦人科系の病気になることも。月経困難症、子宮内膜症。卵管嚢腫などの要因にもなりかねません。

もう一つの血管性頭痛はストレス(緊張)からの解放によって起こるものです。
低血圧の身体が温まったり、生理前に女性ホルモンの分泌で副交感神経優位の身体に移行したときなどですが、ズキンズキンと拍動性の痛みを感じます。
血流障害が解放されて血液が押しかけている状態で副交感神経が優位になって収縮していた血管が拡張します。血管拡張は、ブラジキニンやプロスタグランジンという物質がしますがブラジキニンは発痛物質で、プロスタグランジンによって痛みを感じる閾値が下げられるため痛みが増します。
良く知っている痛み止めは、痛みを増強するプロスタグランジンの分泌を抑えます。
血管を開いて血流を増やしていた物質がなくなれば、血流は絞られ血管は圧迫して痛みが消え、痛みを増強していた物質がなくなるので痛みは感じなくなるのですが
結局は血流が止まっていた時とストレス状態と同じにしているので薬が切れると、滞っていた血流を回復させようと身体が働き痛みが戻ってくるのです。ズキンズキン。
こういうのは習慣になっていくので治るということはないのです。
長期使用は自律神経のバランスも乱れていきます。

今薬を飲んでいた方がやめようとすればしばらくは辛い状態かもしれませんがそれでも全身の病気に繋がる状態よりはしょうがないと我慢するところなのかなと思います。

頭痛をメインに小難しい話をしましたが肩凝り、腰痛、生理痛、関節炎、筋肉痛、生理痛などで使用する鎮痛剤の身体への作用はどれも似ていて、血流障害の悪化を招きます。

これからの身体の為に薬を常用されている方は、鍼、整体などもいいかなと思います。
もちろん他の事でも。
生理痛も鍼、灸、整体でお腹の冷えや硬さをとることによって軽減します。
痛みといえば薬となりがちだとは思いますが
血流障害が痛みの原因である事が多いと考えたら選択肢も増えるのではないでしょうか。

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